調査概要
目的・対象・方法・期間・割付・回収の内訳・推計の有無・軸の定義・注意事項。
調査目的と利用者
調査の背景
高鷲町(郡上市)は西日本最大級のスノーエリアとひるがの高原を持つ高原リゾートだが、郡上市全体では郡上八幡のイメージが強く、 「岐阜県の人も意外と知らない」という認識が関係者の間で共有されている。観光戦略(ビジョン策定ワークショップ)に向けて、 高鷲町の観光素材が主要な来訪元エリアの居住者にどの程度知られ、どの程度興味を持たれているか、来訪者は何をして何に満足し、 来ていない人はなぜ来ないのかを、同一の設計で定量的に把握する必要があった。
調査目的
高鷲町や周辺の観光素材 40 件について、エリア・性年代・来訪歴の別に認知度と興味度を測り、 「どの素材を上げるか・捨てるか・最優先はどれか」を四象限で可視化する。あわせて来訪者の実態(回数・季節・目的・立ち寄り先・ 周遊・同行者・滞在・情報源)と評価(満足度・推奨度・再来訪意向)、非来訪者の訪れない理由を把握し、 11 月のワークショップ・報告会で観光戦略の優先順位を議論する材料にする。
結果の利用者
主: 高鷲観光協会・郡上市の観光担当(戦略立案者。CoLC が報告資料を作成)/副: 地域の観光事業者(ワークショップ参加者)
この結果で判断すること
- 「知られていないが興味は高い」素材のうち、どれを重点的に発信するか
- どのエリア・性年代を主要ターゲットにするか(来訪者と非来訪者で差が出る素材はどれか)
- 来訪者の満足・不満から、受入環境で先に手を付けること
- 冬(スキー)以外の季節の素材で、認知を上げれば来訪につながりそうなものはどれか
答えたい問い
- Q-A: 40 素材の認知度と興味度は、全体と 3 軸でどう違うか(四象限)。周辺地域(飛騨高山・白川郷・下呂温泉等)と比べて高鷲の素材はどこにいるか
- Q-B: 来訪者と非来訪者で、高鷲町のイメージと素材の認知にどれだけギャップがあるか
- Q-C: 来訪者の実態(回数・季節・目的・立ち寄り先・周遊・同行者・滞在・情報源)はエリア・性年代でどう違うか
- Q-D: 来訪者は何に満足し、何に不満か。推奨度・再来訪意向はどの層で高いか
- Q-E: 非来訪者はなぜ来ないのか。認知不足か、アクセスか、嗜好・競合か
調査設計
| 母集団(対象) | 東海・北陸・関西・関東に居住する 20〜79 歳(スクリーニングは関東 3,000・中部 4,000・近畿 3,000) |
|---|---|
| 方法 | インターネットリサーチ(マクロミル QuickMill・モニター会員)。スクリーニング調査で高鷲町の来訪歴を把握し、本調査を割付回収 |
| 期間 | 2026年9月25日(金)〜9月26日(土) |
| 割付 | エリア4(東海・関西・関東 各 34 人、北陸 18 人)× 性別2 × 年代3 × 来訪歴2 = 48 セル(有効 1,440) |
回収状況
| スクリーニング回答 | 10,000 人 |
|---|---|
| 本調査 回収 | 1,440 人 |
| 有効回答 | 1,440 人 |
| 無効回答 | 0 人 |
| 集計対象 | 1,440 人(設問ごとの n は各カードに記載) |
| 推計 | しない(母集団への拡大推計・ウェイトバック・信頼区間は出さない) |
| ウェイト | なし(回答者の構成をそのまま示す) |
集計方法
- 単一回答は、選択者数を当該設問の有効回答者数で割った割合を示す。無回答は分母から除き、人数を各設問に記す
- 複数回答は回答者割合(選択者数÷有効回答者数)を示す。合計は 100% を超える
- 区分別の表は横%(行=区分、列=選択肢)で、各行に n を付す。表の色は全体との差(橙=高い、青=低い。±5/±10 ポイント)
- リッカート尺度は分布を併記し、上位2段階計(上位 2 段階の合計)を指標とする
- 数値回答は中央値・平均・四分位・最小・最大を示す。上限開放区間からは平均を出さない
- 表示は小数 1 桁。内部では丸めず、合計の補正はしない
- 母集団への拡大推計・ウェイトバック・信頼区間・検定は行わない(今回の回答者での値)
- 集計は 1 つの集計値ファイルで行い、別の方法で独立に再計算して全セルを突合した。確認結果は「データ」ページに示す
軸の定義(全設問に共通)
| 軸 | 元の設問 | 区分(人数) |
|---|---|---|
| エリア別 | エリア | 東海(408)、北陸(216)、関西(408)、関東(408) |
| 性年代別 | 性年代 | 男性20〜30代(240)、男性40〜50代(240)、男性60代以上(240)、女性20〜30代(240)、女性40〜50代(240)、女性60代以上(240) |
| 来訪歴別 | 高鷲町の来訪歴・認知 | 来訪者(720)、非来訪者(720) |
| 年代別(補助軸・集計表のみ) | 年齢 | 20〜30代、40〜50代、60代以上 |
| 性別(補助軸・集計表のみ) | 性別 | 男性、女性 |
注意事項
公開時に特に誤解を避けたいこと
- 本調査の全体値は割付サンプルの単純合算であること(全ページに注記)
- n<30 のセルの割合を全体の傾向として読ませないこと(北陸 × 性年代 × 来訪歴は 18 人)
- 「興味が高い」を「来訪意向が高い」と読み替えないこと
- 「GAP調査」という呼称は使わない(他社の商品名)。「基礎マーケティング調査」と呼ぶ
n の扱い(少数セルの抑制)
| 表示ルール | n(有効回答) | 表示 |
|---|---|---|
| 通常 | 30以上 | 通常表示 |
| 参考値 | 10〜29 | 参考値(n<30) |
| 件数のみ | 5〜9 | n<10 のため件数のみ |
| 非表示 | 1〜4 | n<5 のため非表示 |
| 回答なし | 0〜0 | 表示しない |
割合の分母は常に当該設問の有効回答者数。無回答は分母から除き、人数を各カードに示す。表示は小数 1 桁、合計の補正はしない。
読み方: この調査で言えること・言えないこと
言えること
- 割付回収した回答者(本調査 1,440 人)における認知・興味・来訪実態・評価の分布と、3 軸間の差
- スクリーニング 10,000 人における高鷲町の認知・来訪歴の分布(エリア・性別・年代の人口構成に沿った配信)
発見(結果のまとめ)は上の範囲内で、今回の回答者における分布と区分間の差として読む。
言えないこと
- 本調査の全体値を母集団の構成比として読むこと(来訪者と非来訪者が半数ずつ、北陸が少ない割付のため)
- 来訪の因果(興味が高いから来たのか、来たから興味が高いのか)
- 非来訪者の「興味」は説明文を読んだうえでの興味であり、実際の来訪意向ではない
相関は「傾向」として書き、因果(〜のせいで・〜が原因)は書かない。「興味が高い」を「来訪意向が高い」と読み替えない。
次の調査で加えること
(案件で記入。本サンプルでは未設定)
